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2024.12.24
学校生活
クリスマス会
今年のクリスマス会第1部は、先日12月7日(土)にバチカンにて枢機卿の叙任式を終えられた、菊池功枢機卿様の司式によってミサが捧げられました。菊池枢機卿様は、クリスマスの喜びは人々が闇に光を見たときの「希望」から生じるものだとお話ししてくださいました。枢機卿様は、ご自身のアフリカのコンゴでの宣教活動の体験に触れ、電気が通っていない密林地帯の暗闇では、ほんの小さな光でも周りを照らし、人々に安心をもたらす希望となるのだと語られました。戦争や難民の問題、貧困など暗闇の中にいると言える現代世界にあって、日々の小さな親切や思いやりのある言葉を通して、私たちが周囲の人々の希望の光となるよう励ましてくださいました。
ミサの後、クリスマス会第2部として、「国境なき医師団」の方のお話を聞きました。活動の内容や理念、実際に活動している方々の想いを直接聞くことで視野が広げられ、医師だけでなく、医薬品の管理や運搬、活動を知らせる広報など、それぞれの立場や才能を生かして世界のために貢献できることを考えさせられました。
その後、今年度も寄付ができるよう支援金を集めるために、生徒たちが持ち寄った品物でフリーマーケットを開き、また、演劇部、合唱部、ダンス部はチャリティー公演で募金を集め、管弦楽部は地域の方々へクリスマス演奏を届けることを通して成果を得ることができました。
クリスマス会はミサを通して感謝の祈りで始まり、生徒一人ひとりが出品・販売・購入・公演・運営などいろいろな形で協力貢献する一日となりました。
この世界に、そして皆様の心にも希望の光がともされますように。